サスティナビリティ

廃棄物処理の仕事をさせていただき培ってきた知識の中で、バイオガス発電は有機物処理の集大成であり、再資源化に取り組む究極のごみ処理はこれしかないと確信しております。
現在、家畜の糞尿や食品残渣（ざんさ）、食品廃棄物などの有機ゴミはお金を払って処理しなければなりませんが、バイオガス発電を導入し安定した電力をつくり出すことで、ゴミは“資源”となります。
（有）きたむら運送では、回収した廃棄物の中から処理対象物を取り出し、グループ会社であるTtkエンタープライズ（株）へ運搬。そこでバイオガス発電に換える仕組みを整えています。
バイオガス発電の普及によりエネルギー業界・ゴミ処理業界全体が抱える悩みをプラスに転化することが、私たちの最終目標です。

食品残渣とは、食品メーカーやスーパー、食品処理業者から排出される野菜くずやお客様の食べ残し、売れ残り、消費期限切れの商品などを指します。これらを捨ててしまえばゴミになりますが、（有）きたむら運送では環境保護の観点から再資源化を行っています。
収集運搬と分別は（有）きたむら運送で行い、そこから先のプロセスはグループ会社である愛媛有機農園（有）で行われます。愛媛有機農園（有）へ運搬された食品残渣は堆肥化プラントに投入されます。発酵スペースにて保管した後、発酵・熟成させ上質な堆肥へ生まれ変わります。出来上がった堆肥は契約農家やクライアント、LOOPグループパートナー企業である農業法人（株）oecの元へと運ばれます。
このように食品残渣を無駄にすることなく次の資源へと再生し利用してもらうことで、持続可能な食品供給システムを構築していきます。